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村尾国士著『カユ・アピアピ――炎の木』

「コクシ、自分自身のことを、逃げずに書けよ」――。
劇団・紅テントの黎明期を共に戦った芥川賞作家・唐十郎の言葉に、著者はうつむくしかなかった。
ベトナム、マレーシア、瀬戸内海……。それは、苦渋に満ちた人生そのものを辿る旅でもあった。

「週刊AERA」(朝日新聞社)の名物連載記事「現代の肖像」に、
20年間で43人の人物ルポを執筆してきたノンフィクション作家である著者の、初の小説集。
表題作のほか、「遠い悲歌」「母の恋」「瀬戸内残影」の3編を収録。
本書が遺作となった。

●著者プロフィール
1942年、香川県生まれ。明治大学文学部卒業。雑誌記者・編集者などを経てノンフィクション作家。著書に『十二の志』(ごま書房新社)『どんなガンでもあきらめない――帯津三敬病院に生きる』(晶文社)『フィリピン決戦――山下奉文とマッカーサー 日本の戦歴』(学習研究社)『たったひとつの命かざって――〝魂の演歌歌手〟真木ことみの心の軌跡』(現代書林)ほか。
(著者は、本書制作中の2019年秋、難病を発症。入院中に末期のがんもみつかり、延命治療はしないことを決意。2020年2月27日、入院先で逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。)

●定価:本体1,500円(税別) 送料310円
四六判・上製/318ページ/ISBN978-4-9911162-0-9 C0093
2019.11.16

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